見知らぬ他人の荷物は預からない!密輸の手助けは関税法で禁止されています

他人の荷物は預からないようにしてください。もし預かってしまってもすぐに警察に落とし物として届けましょう。また、見知らぬ人の荷物を運ぶだけの安全な仕事はありません!

 

他人の荷物は預からない

旅行の際に目的が明らかではない見知らぬ人の荷物を預かるのはトラブルに巻き込まれるの原因になるのでやめましょう。なぜ預かっては駄目なのかというと、もし預かった荷物の中身が爆発物や違法なものだった場合は収拾がつかないことになるからです。瓜田に履を納れず李下に冠を正さず、トラブルを避けるためにはおすすめしません。

 

旅先では臨機応変に対応する必要こそありますが、通常は見知らぬ人の荷物を預かるということ自体が起こり得ない出来事だと思います。観光地においてはロッカーやクロークなど荷物を預ることを専門としている施設がない場所は稀です。もし困ったときはそういった場所を案内するくらいの気持ちでいると良いでしょう。

 

違法密輸に加担すると

また、代理で荷物を運ぶ「運び屋」は決して割の良い仕事ではありません。絶対にやめましょう。

 

第百八条の四 第六十九条の二第一項第一号(輸出してはならない貨物)に掲げる貨物を輸出した者(本邦から外国に向けて行う外国貨物(仮に陸揚げされた貨物を除く。)の積戻し(第六十九条の十一第二項(輸入してはならない貨物)の規定により命じられて行うものを除く。)をした者を含む。)は、十年以下の懲役若しくは三千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=329AC0000000061&openerCode=1

関税法によって、10年以下の懲役若しくは3,000万円以下の罰金と定められています。もちろん運んでいた荷物は没収となります。発見された場合は徹底的に損するような仕組みになっています。

 

麻薬探知犬は、増大する麻薬類の密輸入を防止する目的で導入されたもので、税関では昭和54年6月に米国税関の協力を得て麻薬探知犬2頭を導入したのが始まりで、現在では全国の税関に約130頭の麻薬探知犬が配備されています。

https://www.customs.go.jp/mizugiwa/maken/maken.htm

麻薬取締犬はわずか数滴の違法な匂いに反応するように訓練されています。X線検査でも少しでもおかしい点があれば中身を開いて確認が行われています。

 

また、機内で不審な行動を取っている乗客がいた場合はテロ対策も兼ねて然るべき部署に報告されるようになっているようです。長時間のフライト等で飲まず食わずというのは傍から見ても不自然なため、近年では体内に隠し持っていても高い確率で発見されていると言われています。その場合は空港到着後に「別室にご案内され御用」となります。

 

おわりに

旅には「一期一会」という側面もあるので、見知らぬ人と交流することもあります。その中では「他人の荷物を預かる」ということも実際のところあり得ない話ではありません。住んでる場所や言葉が違っても感謝したり・・・というポイントは意外と同じことも多いです。この手の話で多い「日本が安全で海外が安全でないから」というのはいささか乱暴な気もしますが、少なくとも国内で預からないシチュエーションでは絶対に預かるべきではありません。